今回は「1日数分の作業で誰でも月収10万円が可能」と謳う副業広告に惹かれて、登録料を支払った結果、連絡が取れなくなってしまった佐々木宏太さん(仮名・現在29歳/当時24歳)の体験を紹介します📩
一見すると“手軽で誰でもできそう”な副業は、少しでも不安を感じている人にとって魅力的に映ってしまうものです。
佐々木さんも当時、会社員として働きながら生活に余裕がなく、“何かいい副業はないか”と探していたときに広告と出会ったそうです。
登録してからの数日は連絡が頻繁にあったものの、突然LINEが既読にならなくなり、グループは削除。気づいた時にはもう返金どころか連絡手段すらなくなっていた──

今回はその一部始終を、リアルな言葉で語っていただきました🗣️
最初は“ちょっと調べてみるだけ”のつもりだった
──最初にこの副業に出会ったきっかけを教えて下さい
佐々木さん:「Instagramの広告だったんです。“スマホ1台でOK!”って大きな文字と、“1日5分で月10万超えました!”ってコメント付きの画像が出てきて、気になってリンクをクリックしたんですよ。
“LINEに登録して説明動画を見るだけ”って書いてあって、“とりあえず見てみようかな”って軽い気持ちでした📱」
──その時、副業に関心を持っていたんでしょうか?
佐々木さん:「はい。ちょうど残業続きでメンタル的にもしんどい時期だったんです。
仕事は頑張ってるのに給料は全然上がらないし、なんとなく“このままじゃまずい”って思ってました。
だからこそ、“自分でもできるかもしれない副業”って言われたら、心が動いてしまったんですよね」
LINE登録→説明動画→決済ページ。全部が“うまく出来すぎていた”
──登録後の流れはスムーズでしたか?
佐々木さん:「異様にスムーズでした。LINEに登録したら自動で説明動画のリンクが送られてきて。
“稼げている人の声”が次々に紹介されてるんですよ。“主婦でも!学生でも!”って感じで
そのあと“今だけの特別割引”ってメッセージが届いて、“3万円で始められます”って。
決済ページのリンクもLINEで送られてきて、“ここからすぐ申し込めます”って。もう流れ作業のようでした」
──疑いの気持ちは全くなかったですか?
佐々木さん:「多少はありました。でも“こういうのは早く行動した人が得する”みたいに書かれてて、焦らされたんですよね💦
“今だけ先着10名限定”とか、“あと3名です”ってカウントが進んでたのも、信じ込んでしまう要因でした。
不安よりも、“やらなかった後悔”を避けたかった感じでした」
支払った直後は「サポート体制バッチリ」と思わせる動きがあった
──お金を支払った後、どんな反応がありましたか?
佐々木さん:「すぐに“ようこそ!”ってグループLINEに招待されました。
そこでは“今日の実績です”みたいなスクショが毎日送られてきて、“本当に稼げるんだ”って錯覚しちゃいました。
でも冷静になって見てみると、名前が全部“イニシャル”だし、報酬額もキリが良すぎるんですよね。
今思えば、“演出”だったんだと思います」
案件の内容は抽象的で、“稼げそうな空気”だけが漂っていた
──具体的な仕事内容はどんなものだったんですか?
佐々木さん:「正直よく分からなかったです。最初に送られてきたPDF資料には、“情報を拡散するだけ”とか“スマホで完結”とか書かれてたんですけど。
実際にやるべきことは、また別のツールを登録するように言われたり、“まずは3人紹介して下さい”みたいな内容ばかりで。
“あれ、これってネットワークビジネスっぽくないか?”って思い始めたんですよね😓」
連絡が途絶えたのは突然。相談先もなく、何もかも失った気持ちに
──異変に気づいたのはいつ頃ですか?
佐々木さん:「3週間くらい経った頃です。グループLINEが突然消えて、個別のやり取りも既読にならなくなりました。
“あれ?”って思って何度も送ったんですけど、既読は一切つかないまま。電話も“この番号は現在使われておりません”になってて
そのとき初めて、“やられた…”って実感が湧きました。
本当に悔しくて、情けなくて。しばらく誰にも言えなかったです。友達にも、親にも💧」
情報を集めていく中で、ようやく「自分だけじゃない」と気づけた
──どんなふうに対処していったんでしょうか?
佐々木さん:「最初は“自分が悪いんだ”って思って動けなかったです。
でも“副業詐欺 登録料 返金できる?”って検索したら、同じような体験をした人がたくさん出てきて。
その人たちのX投稿とかnoteを読んでるうちに、“あ、俺だけじゃないんだ”って少し心が軽くなったんです📘」
弁護士に相談したことで“戦える”と知った。それだけで希望が湧いた
──法律相談はどうでしたか?
佐々木さん:「SNSで見かけた法律事務所に問い合わせたら、“支払い記録とLINEのやり取りがあれば、対応できる可能性があります”って返信がすぐ来て。
それだけでちょっと救われた気持ちになりました。
証拠はできる限り集めて、クレジットの明細・PDF資料・グループLINEのスクショなどを全部提出しました。
“これは特定商取引法違反が疑われるので、まずは内容証明を送りましょう”ってアドバイスされました📩」
結果的に一部返金を勝ち取れた。「動いたことが無駄じゃなかった」と思えた
──返金は実現したのでしょうか?
佐々木さん:「全額ではなかったですけど、2万円だけ返ってきました。
“もう連絡取れないだろうな”って思ってたから、それでも大きかったです。
弁護士さんが“示談の意思があるか”と問い合わせたら、相手から“全額は難しいけど誠意を見せたい”と返事があって。
ふざけてるなとは思ったけど、“動けば何かが変わる”って感覚は得られました」
まとめ|“稼ぎたい”気持ちに罪はない。自分を責めないで行動してほしい
佐々木さんのように、“少しでも生活を良くしたい”という気持ちから副業を探す人はたくさんいます。
その気持ちを利用するような広告に、罪がないわけがありません。
本当は詐欺をする側が悪い。
それを忘れず、自分を責めすぎないでほしいです。
「また騙されるかもしれない。でも、もう黙ってはいない。次はちゃんと誰かに相談すると思います」
登録料や初期費用を失ったとしても、取り返せる手段はまだあります。
大切なのは、ひとりで抱え込まず、“まずは相談”してみる勇気です。

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