ネットショップ副業で騙された27歳男性📦信じた運営代行が詐欺だった…返金までの全記録

詐欺被害の体験談

今回は、SNS広告で見かけたネットショップ運営代行を信じて数十万円を支払ったものの、まったく稼げないまま連絡が取れなくなったという山崎陸さん(仮名・現在32歳/当時27歳)の実体験を紹介します📦

副業に興味はあっても、何から始めればいいのかわからない。

そんなときに「プロが運営するから、あなたは何もしなくて大丈夫」と言われたら、誰だって安心してしまうはずです。

でも現実は、言われたような仕組みなんてなく、用意されたネットショップには誰もアクセスせず、運営側とは途中で音信不通。

今回は、なぜ信じてしまったのか、どう気づいてどう対応したのかを、山崎さん自身の言葉で語っていただきました🗣️

最初はただ「もうちょっと生活にゆとりが欲しかった」だけだった

──副業に興味を持ち始めたきっかけは何だったんですか?

山崎さん:「もともと都内の中小企業で営業職をしてたんですけど、給料もボーナスもあんまり上がらなくて。趣味に使えるお金も限られてたし、”あと3万でも毎月あったらだいぶ違うな”って思って副業を探してました。ただ、物販とか転売は手間がかかりそうで、自分でやるのは難しいだろうなって思ってたんです。そんなときにSNSの広告で”ネットショップ運営はすべてお任せ。あなたは待つだけ”って出てきたんです。」

──その広告の印象はどうでしたか?

山崎さん:「最初はちょっとだけ”怪しいかも”って頭をよぎりました。でも、ホームページがきれいにデザインされてて、実績紹介の動画もあって、”稼いでいる人の声”まで掲載されてたので、気づいたら安心してしまってましたね。しかも”最短1ヶ月で利益化した人も”って書いてあって。”もしかしたら自分にもいけるかも”って思い始めたのが、今思えば最初の引っかかりポイントでした。」

──「怪しいかも」という感覚はどこかで消えたんでしょうか?

山崎さん:「Zoom説明会を受けた後ですね。担当者がすごく話し上手で、”副業で失敗する人の多くは自分一人でやろうとするからです。当社のような専門業者に任せることが、最短で稼ぐ方法です”って言われて。その言葉が、自分の不安をうまく取り除いてくれた気がしたんです。今振り返ると、その”不安を取り除く言葉”こそが、騙しの入口だったと思います。」

この時点でのポイントを解説しておくと、副業詐欺の勧誘で多用されるのが「あなたは何もしなくていい」という言葉です。労働なしに報酬が発生する構造は現実には存在しません。にもかかわらず、この言葉が響くのは、「忙しくて時間がない」「専門知識がない」という正当な不安に対して、心理的に的確に刺さるからです。

Zoom説明会の流れがうますぎて、逆に安心してしまった

──説明会の具体的な内容を教えてもらえますか?

山崎さん:「LINE登録したらすぐに”無料説明会へご案内します”って連絡が来て、Zoomで担当者と1対1で話しました。”今は副業ニーズが高まっていて、当社はその中でも稼げる商品ジャンルに特化した運営ができます”みたいな話から始まって、パワポ資料がすごく作り込まれてたんですよ。グラフとか事例写真とか、数字も細かく書いてあって、”ちゃんとした会社だ”って思わせる内容でした」

──契約内容の説明はどんな感じでしたか?

山崎さん:「”初期費用30万円で、ネットショップの構築・商品登録・運営・分析まで全部やります”って言われました。月額費用はかかりません、すべて込みですって。だから30万円さえ払えば、あとは自分の手間がゼロで、売上だけ入ってくる、みたいなイメージを持ちましたね。」

──高額に対して迷いはなかったんですか?

山崎さん:「正直かなり迷いました。でも担当者から”初月で5万円以上稼げる方が多いので、半年以内に回収できますよ”って言われて。さらに”今申し込んでいただいた方には特別サポートもつけます”って言われて。”今すぐ申し込んだほうが得”という流れに自然に乗せられてしまったんです。翌日まで考えたんですけど、結局その夜のうちに振り込みを決めてしまいました」

このZoom説明会の流れには、詐欺業者が好んで使う複数の心理テクニックが組み込まれています。まず「権威の演出」として、精巧な資料・データ・事例を使って信頼感を作ります。次に「損失回避バイアス」を刺激するため、”今申し込まないと特典がなくなる”という期限設定で焦らせます。そして「社会的証明」として、”多くの人が稼げている”という言葉で行動を後押しします。これらは単体では気づきやすいですが、1時間のZoomの中でセットで使われると、冷静な判断が難しくなります。

お金を払った後から「おかしいな」が増えていった

──振込後の対応に変化はありましたか?

山崎さん:「申し込んだ直後は”ショップ完成まで10営業日ほどです”って丁寧な返信がきて、まだ安心してたんです。でも届いたショップサイトを見たら、テンプレ通りの商品が並んでるだけで、オリジナリティが全くない。誰でも作れそうな内容で、”あれ、これ本当に自分のために作ってもらったの?”って思いました。」

──その違和感を担当者に伝えましたか?

山崎さん:「伝えましたよ。でも”最初はこういうものです。改善は運営しながらやっていきます”って返されて。それでも納得できないでいたら、今度は”広告運用は別途5万円が必要です”って後から言われたんです。最初の説明では”全部込み”って言ってたのに。”それって最初から聞いてませんよ”って言ったら”説明に誤解があったかもしれません”ってごまかされて。その時点でかなり不信感が高まりました」

──売上はどうでしたか?

山崎さん:「まったくゼロのままでした。サイトへのアクセスもほぼゼロ。”どうすれば売れますか”って聞いたら、”SNSで宣伝してみてください”って返ってきたんです。”それって自分でやる話ですよね?”と思って。しかも、そのころからLINEの返信が2〜3日後になってきて、電話しても”担当が不在です”って言われるばかりで。気づいたら完全に音信不通の状態になっていました」

振り込んだ後から急に連絡が遅くなるのは、このタイプの詐欺に非常によく見られるパターンです。「契約前は丁寧・契約後は冷たい」という態度の変化は、被害者が”もしかして騙された?”と気づき始める最初のサインになります。また、後から追加費用を請求する手口は「フット・イン・ザ・ドア」の逆用で、一度大きな金額を支払った人は”ここで引いたら損”という心理から、追加費用も払ってしまいやすい構造になっています。

被害に気づいたあと、悔しさより「どう動くか」しか頭になかった

──「騙された」と気づいたのはいつでしたか?

山崎さん:「納品から2ヶ月経っても売上ゼロで、連絡も取れなくなったタイミングです。”運が悪かっただけかも”と思おうとしたんですけど、試しに”ネットショップ 運営代行 被害”って検索したら、全く同じ体験談が出てきて。ショップの内容、Zoom説明会の流れ、後から広告費を請求される流れ、音信不通になるタイミングまで一致してて。その瞬間、”これ詐欺だったんだ”って体が冷えましたね。」

──怒りや自責はありませんでしたか?

山崎さん:「もちろん”なんで信じちゃったんだろう”っていう気持ちはありました。でも不思議なことに、悔しさよりも”今から何をすればいいか”という焦りの方が強かったです。時間が経つほど証拠が消えるとか、業者が逃げてしまうとか、そういうことを本能的に感じていたのかもしれません。だから感情的になる前に、まず記録を集めようと動き始めました」

──具体的に何を集めましたか?

山崎さん:「LINEのやりとりのスクリーンショット、振込明細、Zoom説明会で送られてきたパワポ資料、業者のサイトURL、届いたショップのURL、最初にやりとりしたメールの履歴などです。”なぜ全額込みと言ったのに広告費を別途請求されたのか”という流れが証拠として残るように、時系列でまとめました。」

被害を受けた後に最もやってはいけないのは、感情的に業者と直接交渉しようとすることです。その行動が逆に証拠を壊したり、交渉の主導権を失ったりする原因になります。山崎さんが「まず記録を集める」という判断を取れたことが、後の返金実現につながった大きな要因でした。

証拠を揃えて法律事務所に相談したら「対応可能です」と言われた

──弁護士に相談しようと思ったきっかけを教えて下さい

山崎さん:「Xで”ネットショップ 詐欺 返金”って調べてたら、弁護士事務所の無料相談ページにたどり着いたんです。正直なところ、弁護士に頼むとなるとさらにお金がかかるのでは、という不安があったんですけど、”まずは無料でお話を聞きます”って書いてあったので、ダメ元で問い合わせてみました。」

──相談した時の状況はどうでしたか?

山崎さん:「LINEのやりとりや振込明細などが残っていれば対応できますよ、と言われたんです。”あ、まだ終わってないかもしれない”って思えました。あの一言がかなり大きかったですね。諦めかけてたところで、”証拠があれば動ける”って教えてもらえたので、一気に気持ちが前向きになりました。」

──弁護士に資料を提出した後の流れを教えて下さい

山崎さん:「スクショやURLなど、集めた資料を全部送りました。弁護士の方が確認した上で、”契約内容と実際のサービス内容に明らかな乖離があること”と”後から追加費用を請求したこと”が問題になりうると説明してくれました。特定商取引法や消費者契約法の観点から交渉できる余地があるという話も聞いて、初めて”法的に戦える”という実感が持てました。」

弁護士への相談において、証拠の質と量が交渉力を直接左右します。特に効果的な証拠となるのは、「最初の説明と異なる内容が後から請求された事実」「業者側が送ってきたパワポや資料」「売上ゼロのまま連絡が途絶えたことを示すやりとりの記録」です。こうした資料が揃っていると、特定商取引法の不実告知(虚偽の説明で契約させること)や消費者契約法の取消権を根拠とした返金交渉が現実的な選択肢になります。

内容証明で通知を送った途端、業者の態度が急変した

──内容証明とはどういうものですか?

山崎さん:「私も初めて知ったんですが、”誰が・いつ・どんな内容の書類を送ったか”を郵便局が公的に証明してくれる書類のことらしいんです。弁護士から業者に向けて送ることで、”法的な対応を取る準備がある”というメッセージを業者に伝える効果があると教えてもらいました。」

──送った後の反応はどうでしたか?

山崎さん:「数日後に業者から直接、”ご相談させてください”って連絡がきたんです。それまで無視し続けてたのに、です。”今後のトラブルを避けたいので、返金の方向で話し合いましょう”って。弁護士に”これはよくある反応です”って言われましたが、自分の中では”内容証明を送るだけでこんなに変わるのか”って驚きでした。」

──最終的な返金額はどうなりましたか?

山崎さん:「全額ではなかったです。”すでにショップ構築にかかった費用は実費として差し引かせてください”という業者側の主張があって、最終的に20万円が返金されるという形で示談に至りました。悔しい気持ちはもちろんありましたが、泣き寝入りじゃなかった。ちゃんと動いた結果として20万円が戻ってきた事実は、自分にとって大きかったです。」

──示談という形についてはどう感じていますか?

山崎さん:「最初は全額取り返したいと思ってたんですけど、弁護士から”裁判になると時間も費用もかかる。示談で20万円を確実に取るのと、裁判を戦うのとを天秤にかけましょう”って説明してもらって。自分の精神的な消耗も考えたときに、示談で決着させる選択は正しかったと思っています。それよりも”諦めなかった”という事実が、今後に向けての自信になりました。」

内容証明が有効に機能する理由は、業者側にとって「訴訟リスクが顕在化する」という心理的圧力にあります。多くの詐欺まがい業者は、被害者が泣き寝入りすることを前提にビジネスを組み立てています。法的な手段を取られる可能性が見えた瞬間に、態度が一変するケースは珍しくありません。山崎さんの事例でも、内容証明という「動いた証拠」が交渉の転換点になっています。

まとめ|”手間なく稼げる”という言葉に、ちゃんと疑問を持ってほしい

副業を始めようとする人の多くが、「忙しい中でもできる」「簡単に稼げる」ものを探してしまいます。

でも、誰かが手間をかけていないものが、本当に利益になるはずがないんです。

山崎さんのケースから浮かび上がるのは、”手を抜きたい気持ち”を逆手に取る詐欺の精巧な構造です。

最初に不安を取り除き、信頼感を演出し、焦らせて決断を迫る。このプロセスが1時間のZoomの中でスムーズに進むように設計されているため、気づいたときには既に振込を終えているという状況になります。

山崎さんはこう語ってくれました。

「あの時、”これは違うかも”って一瞬でも思った自分を、ちゃんと信じて動けばよかったです。でも騙された後でも、記録を残して相談したことで取り戻せた部分があった。だから、”気づいた時点が動けるタイミング”だと伝えたいです」

詐欺被害に遭ったときに最も大切な行動は、①証拠を保全する②専門家に相談する③感情的に直接交渉しない、この3点です。

どれか一つでも欠けると、回収できたはずのお金が難しくなります。

もし少しでも不安に思う点があったら、その時点で立ち止まって調べてみてください。

相談するのは恥じゃありません。被害に気づいたタイミングこそが、巻き返せる瞬間です。

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